私のラブマシンガンの結果、オーシャンズ3月号のをそのまま真似したおっさんが完成しました。
次は靴です。何人たりとも俺の前は走らせるわけにはいけません。とにかく、軽くて速く走れるそれだけを追求した一足を私はみつけました。
しかし、その横にあったお手軽商品に、彼女の視線は向けられています。
そして、手をのばしました。
このままでは、お手軽商品をはいたオーシャンズ3月号のおっさんになってしまい、どんどん他のランナーたちに抜かされそして心をズタズタにされ、しまいには次の日から走りたくなくなってしまいます。
どうしても、私は速く走れるスニーカーが欲しいです。
それをはくだけで、誰よりも速く走れる。そう、風になれるのです。
「これええやん」「そ、そうやね」
風になれるスニーカーがいいと言う前に決まってしまいました。
ラブマシンガンでなく、ラブバズーカを使っておかなかった私の失敗です。
最後の最後でミスをおかしてしまいました。
つづく