澤井のどうでもいい話39

スーパー戦闘の巻

 

澤井祐樹

 

肩がまったくこらない私がマッサージに行くと、とてもこしょばく、力が入ってしまいます。

とくに、足や、お尻あたりはこしょばすぎて、お尻にものすごい力が入ってしまいます。

マーッサージ業界では、みんな、私のお尻が硬いと噂になっているかもしれません。

 

 

『いらっしゃいませ。』

リラックスできるはずの空間に、空気が冷たくなるようなそんな緊張感が走った。

男は無言でお客様用待合室にある魁男塾の5巻を手に取りもくもくと読み始めた。

 

『今月でもう、4人目だ』

店長は、受付に立っている女の子に小さな声で言った。

尼崎から上京し、まだ新人の正子はもちろん、この男のことは知らない。

 

すると店長は話しだした。

 

最近この界隈のマッサージ店に、鉄のお尻を持つ男、通称鉄ケツが現れマッサージした人間の指を壊していくと。

 

『ついにこの店にも来てしまったか。。』

 

 

つづく