澤井のどうでもいい話36

お酒をまったく飲まない父親は、いつも私たちのおつまみを作ってくれます。

いつも、ゆっくり座って一緒に話したらええのにと思いますが、私もそうですが、そうするのがとても恥ずかしいみたいです。

 

出してくれたおつまみをほめると、必ずと言っていいほど、俺は京都府南部の反町や!、と、つっこみにくいボケを披露します。

もう、何回聞いたやろかと思いながらも、その言葉が、帰ってきたんやな感をアップさせてくれます。

 

そのボケの由来は、彼の中での一番の男前は反町さんということなのでしょう。

たまに、どこで覚えたのか、竹野内豊や!というときもあります。

 

どっちでも言い私は、もうええってと、つっこみます。

 

しかし、今回もおいしいおつまみをほめると、

『京都府南部のそりのまちや!』と、父親はいいました。

私は、心の中で混ざってるやんとつっこみました。

 

すると母やすこはビールのコップをテーブルに置き。『おののいもこ』と、父親に聞こえない声で言いました。

 

こんな夫婦に私はなりたい。

 

つづく