澤井祐樹
最近お客様に、襟足の長い、いや、長過ぎる彼はどれぐらい襟足が長いのですか?と聞かれることがあります。
その答えは、かなり長いです。
そういえば、昔聞いたことがあります。
忍者は速く走るために、ふんどしを引きずらないように走る。
そして次の日には、もう少し長くして、それをまた引きずらないように走る。それを毎日繰り返し、風のように走れるようになるということを。
これで、襟足の長い、いや、長過ぎる彼が、上下ジャージだった理由もわかります。
そうです。毎日のびる襟足を引きずらないように走る修行中なのです。
今日もどこかで走っているのです。
忍びの村長チンゲンサイ先生に『いつになったら、この杖を触ることが出来るかな?ふぉふぉふぉ』と言われているのです。