澤井祐樹
講習があるので早く起きなくてはなりません。
そういうときに限って、なかなか寝付けません。
羊の数を数えたり、なんやかんや寝る方法はあっても、朝起きるというプレッシャーからテンションはマックスハートです。
そういうときは、適度なアルコールが素敵な眠りを誘ってくれるのではないかと、空っぽの冷蔵庫を開けて、プルタブ考えた人はすごいなと思いながら、人差し指に力をこめます。
ビールのしゅわしゅわが苦手な私は氷を入れてビールを飲みます。
氷を入れるとマイルドになりビールっぽさがなくなります。
はじめからビールを飲まなければいいに、しかし、しゅわしゅわが苦手というのは、小指の爪を伸ばしているおじさまぐらい惨めです。
のどごしが、なんちゃら。。とか、言った方が通っぽくてかっこいいからです。
そんなどうでもいいことを考えながら500mlの缶はどんどん燃えないゴミのゴミ箱にほりこまれていきました。
目が覚めると、家をでなければいけない時間になっていました。
つづく