澤井です。
信号待ちをしている私は、手袋をしながら、スマートホンをポケットから出しました。
寒いので、手袋は絶対に外したくありません。
しかし、手袋をしたままでは、スマートホンが反応してくれません。
スマートホンが、操作できる手袋とやらを持つということは、歩きながらのスマートホン操作という問題を深刻にしていきます。
しかし極度の方向音痴の私は、地図がなければほぼ目的地にたどり着くことはできません。
そんな問題を解決すべく、私は考えました。
手袋をしながらどうにか操作できる方法はないのかと、まず始めに思いついたのは、あごで操作するということでした。
私は他の方の倍近く、ひげが生えているのでもちろん反応しません。
信号が変わるまでもう少し。どうにか、スマートホンを開けてみせます。
次は鼻!!
私は、周りの目を気にすることなく、鼻にスマートホンを横に滑らしています。
!!反応あり!!
次は、パスワードを入力です。
慎重に、数字に鼻を当てていきます。狙ったところに鼻を当てるのはなかなか難しく、なんどもなんどもやり直しついにこの時が来ました。
しかし、信号が代わり、次の信号までもう一度ポケットにスマートホンをしまいました。
もう一度続きをしようとポケットからスマートホンを取り出すと、ロック画面に戻っていました。
私は、手袋を脱ぎました。
おしまい