澤井のどうでもいい話10

りんくうアウトレットとやらにいってみるか  中編

 

ETCと仲直りした私は北の果てから南の果てへと車を走らせています。

機嫌良く運転している私に奥様が『鼻毛でてるで』と、私に言いました。

しかし、今の私にはどうすることもできません。

 

少しあいた窓から入る風に鼻ヘアを揺らしながら関西空港という標識が見えました。

 

空港は小島にあるイメージが勝手に私の中にあり、左にウインカーを出しそれとは逆に進みました。

海が遠くなる景色に不安を覚えた奥様は、道を間違えてると指摘します。

カーナビを上回るサワナビは、こちらの道からでも行けると言っています。

私は、自信に満ちた顔で、『道は全部つながってんねん』と鼻ヘアを揺らしました。

 

和歌山北という標識が見えたとき、私は間違いにきづきました。 http://cialisforsalecanada.com/

これ以上ない自信無さげな顔で、引き返してもいい?と奥様の顔色をうかがっています。

間一髪のところで怒られずにすんだ私は高速を降り、引き返し鼻ヘアを揺らしました。

関空の方に行けばいい。ただそれだけだったのに、私は小島に行くことを恐れ、関空に背を向けてしまいました。

 

待っていろ関空。今会いに行きます。

 

もうすぐ関空です。標識の通り行けば明日はもうすぐです。

この道をまっすぐ行けば到着です。

いろいろありましたが、関空に到着することができました。ありがとう地球のみんな。

私はドヤの顔で鼻でヘアを揺らし奥様に見せました。

すると、『いや、さっきのとこ曲がらんな』

 

目的地がいつの間にか関空になってしまっていた私は、窓をしめ揺れる鼻ヘアを止めました。

 

つづく