ついに、手術の時がやってきました。

病院の方々のスムーズな仕事で私はいつの間にやら麻酔で意識がなくなりました。

目が覚め、麻酔あけはしんどいということを聞いていましたが、まさしくその通りで、目をあけて話するのも一苦労です。

奥様も心配そうに私のそばにいてくれました。

目を開くことが出来ない私は、想像しました。

口には酸素の吸うやつみたいなのをつけ、弱った私をさぞかし心配し、いつもありがとうと思ってくれたんちゃうかなと思いました。こんなドラマチックなシーンで思わないわけはありません。私はそう信じていました。

奥様が子供のお迎えでかえるみたいで、まだ立ち上がれない私は、少し眠りました。

目が覚めると、奥様が座っていた下にお菓子の食べこぼしたものが、アリが来るぞというほど、こぼれ、イスの上には雑誌がつまれていまいた。

 

おそらくそれでも、心配してくれていたと思います。

 

つづく