2015年7月

1月に入院していた時の話

 

ついにそのときがきました。

 

私は、可愛い妻と子供に対しての愛情を彼女にどう伝えるのか考えていました。

扉の音が部屋に響きました。

考えがまとまっていない私は、本を読んでいるフリをし、扉の方を見ませんでした。

澤井さん!と呼ぶ声がします。

声の方を見ると、おばあちゃん先生と学生さんが一緒にいました。

おそらく、患者さんの気分転換的な勉強内容で私とおばあちゃん先生と三人で屋上に行く。そしてすぐ戻る。学生さんはそのレポートを書くというからくり。

私は三人で、屋上に向かいました。

 

9月9日から9月16日まで澤井が入院のため休ませていただきます。

ご迷惑おかけします。

お店は営業していますので、お急ぎの方は是非お越し下さい。

よろしくお願いします。

 

入院にもなれてお店でがんばっているメンバーに気まずさを感じながら、いつものように朝ご飯を頂いていました。

すると、実習生の女の子がここの屋上から大阪城がみえると教えてくれました。

午後から一緒に見に行きましょうと言ってくれました。

可愛い妻と子供がいる私は、もし、好きと言ってもらっても気持ちに応えることはできません。

お昼までとても長く感じました。

失礼があってはいけないので、血が出るくらい歯を磨きそのときを待ちました。

つづく

ついに、手術の時がやってきました。

病院の方々のスムーズな仕事で私はいつの間にやら麻酔で意識がなくなりました。

目が覚め、麻酔あけはしんどいということを聞いていましたが、まさしくその通りで、目をあけて話するのも一苦労です。

奥様も心配そうに私のそばにいてくれました。

目を開くことが出来ない私は、想像しました。

口には酸素の吸うやつみたいなのをつけ、弱った私をさぞかし心配し、いつもありがとうと思ってくれたんちゃうかなと思いました。こんなドラマチックなシーンで思わないわけはありません。私はそう信じていました。

奥様が子供のお迎えでかえるみたいで、まだ立ち上がれない私は、少し眠りました。

目が覚めると、奥様が座っていた下にお菓子の食べこぼしたものが、アリが来るぞというほど、こぼれ、イスの上には雑誌がつまれていまいた。

 

おそらくそれでも、心配してくれていたと思います。

 

つづく

9月9日から9月16日まで、お休みを頂きます。

ご迷惑おかけします。お店は営業していますのでお急ぎの方は、代わりのスタイリストが責任を持って担当させていただきます。

一月にもお休みを頂いて入院しました。

手術というのは初めてで、全身麻酔というやつも初めてでした。

私は不安の中、大きな旅行のような鞄をタクシーのトランクにのせました。

病院につくと病室に案内され、いろいろな説明を受けました。

すると、その中に看護学校の生徒さんが私を担当してくれることになりました。

とても丁寧で親切私の気持ちは少しずつ軽くなりました。

まだ学生さんなのに私のことを考え少しでも楽になるようたくさん話しかけてくれました。

明日が楽しみに感じてもらえるよう私ももっとがんばろうと思いました。

つづく

最近雨が多くなってきました。

澤井です。

空が晴れているのに雨が降る。

狐の嫁入りというやつです。

私はテンションがあがり、狐の嫁入りや!!と店のベランダを明け雨に手をやりました。

私が大声ではしゃいでいたら、しばらくするとその雨はやんでしまいました。

 

スーパーアシスタントの井上くんが小さな声で『上の階の人が花に水をあげてるんです』といいました。

 

そんな梅雨には、メロのストレートパーマで困ったクセをコントロールしましょう。

井上くんは、小さな声で困った大人をコントロールしました。

 

澤井です、

 

家族でIKEAに行きました。

親切に床に順路が書いてあるので、さすがの私も迷いません。
平日にもかかわらず広いフロアは家族連れで賑わっています。
ベビーカーも楽々すれ違えますし、カートだってぶつかりません。

子供がちょうど、ママという言葉より先にパパという言葉を覚えたとろで、
パパと呼んでくれることにより、奥様に対して優越感を感じていましました。

広すぎるフロアにジッとしていられないらしく、ベビーカーから抜け出しました。

そして、全力で走り出しました。
人が多いせいか、走るのが早いせいか、なかなか追いつけません。
しかも、覚えたての意味もわからずパパという言葉を叫びながら、ママを探し全力で走っています。

他の方にも迷惑ですし、危ないですし、私は、本気を出し彼を捕まえにいきます。

いや、子供を客観的に見ると、パパに助けを求め、全力で髭を生やした太ったおっさんから逃げ惑う。
スタッフが少なくセルフでおなじみとはいえ、警備員たちが今度は私を追いかけるかもしれません。

私は、パパやで、パパやでと、何回もフロア全体に響き渡る声で叫びました。

やっとの思いで抱きかかえました。

本当にクタクタになりました。

忙しい毎日にクタクタの方、メロのヘッドスパを是非!

胸のポケットから電話を取り出しました。

 

するとLINEの画面が開きランダムに画面を押している状態でした。

犯人はわかりました。

 

 

 

私の豊満な胸の先っぽが、タッチパネルをピポパポしていました。
夏は薄着になるのと、太っているとでその可能性はおおいにあります。

早速、服の上から試してみました。
タッチパネルが反応しません。おそらく昨日着ていた服の方が薄手だったのでしょう。
次は上の服を脱ぎ直に当てたら、パッチパネルがピポパポするのかを検証することにしました。

しかし、上着を脱いで直に電話を当てている姿を家族に見られてしまうと、大変なことになってしまいます。

奥様にコーヒー入れてと、声をかける。
そして私に背を向けコーヒーを入れる。
その時が勝負です。
朝から、2杯も飲めません。一回きりの勝負。

 

 
「コーヒー入れてや」

「自分で入れて」

 

 

検証失敗。

 

おしまい

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伸ばしかけでも、かっこ良く。

髪を伸ばしている途中に、我慢しないといけない時期があると思っていませんか?
meloでは、どんな時でもきれいをお約束します。
伸ばしかけでも、雨の日でも素敵に!

半身浴を終え、リビングでくつろいでいたら携帯電話が鳴りました。
お相手は昨日の朝、打ち合わせをしてもらった相手でした。
どうしたのかと私から話を聞くと、昨日の夜中に着信があったとのことでした。

もちろん、夜中に乙女の携帯電話にかけるはずもなく、間違ってかかったのだと思います。と謝り電話を切りました。
完全に勘違いされて、私はチャラチャラオーナーだと思われているかもしれません。

そんな誤解を解くため京都府南部のコロンボと言われた私は誰が私の電話を使って彼女にかけたのか突き止めなければなりません。

とりあえず、何時にかけていたかを調べるため、胸のポケットから電話を取り出しました。

 

つづく

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